4歳が夢中になる絶対買うべき絵本 5選
本との出会いは人との出会いに似てる。
外見に一目惚れしたり、核心に触れる帯の声に惹かれたり、図書館で一度出会って、どうしてもそばに置いておきたくなったり、時には親身な友人であったり、師弟関係であったり、その出会いは様々で、その本の存在は読者によってまた違います。
子供にとってもそれは同じです。
我が子がこれからどんな本に出会い、学び、考えていくのか、親としてはとても楽しみなことのひとつです。
そんな本の世界との出会いの入り口は、やはり親が与える絵本。
今回はうちの娘に買い与えた本の中で、何度も「読んでー!」とせがんでくる絵本や私が子供に読ませたいと思った絵本を5冊、ご紹介したいと思います!
選りすぐりの5冊がこちら↓
ノラネコぐんだん カレーライス
猫は気ままでマイペース。そんな猫らしい猫たちが集まったノラネコぐんだんのいたずらシリーズ最新作。好奇心のあるがまま、みんなでニャーニャー力を合わせ、色んなことに挑戦しちゃう。だけど、なぜだか最後はいつも。。。
丸みのあるタッチの絵が優しく、描かれているたべものが本当に美味しそうなのです。細かいところまで描かれているので、読むたびに「これニンジンだねー!」「この端っこのパンが美味しそう!」と新しい発見で盛り上がること間違いなし!
親子で読んで、クスクス笑って、大切な読み聞かせタイムを楽しくさせてくれる一冊です。
ぐりとぐらとくるりくら
ぐりぐらぐりぐらくるりくら♪
思わず口ずさんでしまう楽しいフレーズ。昔子供だった大人たちも童心に返るぐりとぐらのシリーズ。ぐりとぐらの小さな冒険を一緒に体験して、どきどきしたり、わくわくしたり、大人も子供も日常が豊かになる作品です。
ぐりとぐらの無邪気さや好奇心。
それは子供の心そのものであり、大人の心の中にいる子供心を刺激します。
大好きなぐりとぐらと一緒に。
おひさま木漏れ日、森の小道。
ぐりぐらぐりぐらくるりくら。
こんとあき
林明子さんの作品は数多く、とても有名ですが、その中でも、私がおすすめしたいのはこの「こんとあき」という作品です。
林明子さんの作品の主人公の子供は、本当にその子がどこかにいるような錯覚を覚えるほど、子供らしく、可愛らしく、いきいきと描かれています。
ちなみに私の娘は林明子さんの作品の女の子によく似てます!(笑)
この「こんとあき」が私の大好きな一冊である理由は、長女と私が昔から大事にしているぬいぐるみとの関係にとてもよく似ているからです。
大切なぬいぐるみは、家族のようにかけがえのない存在。そんなぬいぐるみに心があったとしたら、、、。
そっと抱きしめたくなるような愛しくて心温まるお話です。
よるくま
ママあのね…
ーきのうのよるね、うんとよなかに かわいいこが きたんだよ。
「あらそう。ママしらなかった。どんなこが きたのかな?おとこのこ かしら おんなのこ かしら」
ううん、くまのこ。
この可愛らしい導入から始まる物語は、夢うつつな時間空間の中で、男の子が可愛いくまのこと一緒にいなくなってしまったという、くまのこのママを探しにいくというお話です。
はたしてくまのこのママはみつかるのでしょうか。それはの読んでのお楽しみです!
働くママはきっとほろりと泣けてしまう、ママの愛情を感じる絵本です。ぜひ手に取り読んでみてください。
しんでくれた
人間はたくさんの命を奪い、それを頂いて生きています。それなのに、殺していることも、食べていることも自覚することは日常ではありません。
人間は雑食動物です。肉食であり、草食であるのです。けれども、スーパーに加工されて並べられている肉は到底動物を殺しているものという感覚からはかけ離れています。しかし、その人間はその殺している、死んでもらっているという自覚から逃れてはいけないと私は思います。
谷川俊太郎さんの詩集で出会った、この「しんでくれた」という詩は、シンプルで率直、それでいて、食すという行為を残忍な行為として捉えるのではなく、かといって、そこから逃れるのではなく感謝して生きるのだという前向きな内容です。
ただ楽しい、面白いという絵本だけではなく、学びとして価値観の形成に役立つ絵本を子供に触れさせていくというのも、本の世界の入り口として良いのではないかと私は思います。
本は心の成長を促す。
良い絵本は人生の財産となります。
それは確かに言えることです。
さて、今回紹介した絵本たちはいかがでしたでしょうか。ひとつでも気に入っていただける一冊があればいいなと思います。
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by嫁